■エクリン腺の持つ3つの働き■
わきがで悩んでいる方の中には、ただの多汗の方も多くいることだと思います。
多汗とわきがは明らかに別物です。
そして多汗とわきがの違いに深く関係があるのが、先ほどから出てきている、「エクリン腺」と「アポクリン腺」です。
エクリン腺…「多汗」の場合の汗の原因
発汗の仕方で3つに分けられるのがこの「エクリン腺」です。
1)温熱発汗…暑いとき、体を動かしたときなどの体温調節による生理的な汗
2)精神性発汗…緊張などで手や足の裏やわきの下などの部分的な汗
3)味覚製発汗…熱いものや辛いものを食べると顔や首などにかく生理的な汗です。
■暑い所の人は、寒い所の人より、働く汗腺が多い■
体中にあるエクリン腺の汗腺は、平均350万個で、少ない人でも200万個、多い人では500万個あるといわれていますが、すべてのエクリン腺から汗が出るわけではなく、「能動汗腺」という実際に活動しているエクリン汗腺は全体の半分程度です。
能動汗腺は3歳くらいまでの間で過ごした環境により、その比率が決ると考えられています。
とくに額や手のひらや足の裏に多く集中している能動汗腺は、寒い地域で生まれ育った人よりも、暖かい地域で生まれ育った人の方が、能動汗腺の数が多くあり、猛暑であっても体温調節をスムーズ行う事ができます。
■アポクリン腺の汗は臭いがあって当たり前■
アポクリン腺の量は、人種や個人にもよりますが、「遺伝」の影響もあります。
私たち人間の体は、進化の過程で体毛が退化していきました。同時にアポクリン腺も退化し、わきの下や股付近などの限られた場所にのみ存在します。
そして、衣服を着る文化を持った私たちの体は、体温調節をするためにエクリン腺が新たに進化したとされています。
アポクリン腺…「わきが」「体臭」などの原因
1)体温調節ではなく、体臭の原因となる「臭い」のある汗を作る
2)固体の認識や、仲間同士の確認
3)異性をひきつけるフェロモンのような役割
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