■汗腺昨日を調節していた女性ホルモンが減少■
40代前後の女性から「暑くないけど汗が出てくる」、「汗も臭いもひどくて…」という声をよく聞きます。
それは、更年期症状(更年期障害)の疑いがあります。
更年期症状とはさまざまなものがあり、冷えやのぼせ、汗をかくなどが代表的な症状の例です。
女性ホルモンの分泌が低下する更年期になると、汗腺の調節機能が弱くなって乱れます。
体温調節が上手く行かないので、体を動かしてもいないのに汗をかいたり、寝汗がひどくなったり、いつでもどこでも汗をかくということが多くなりやすいのです。
■精神性発汗を引き起こしやすい時期■
イライラや不安などの更年期の精神状態は、汗をかきやすい状態にしやすいのです。
産後、女性ホルモンの分泌が急激に変化をすることで、自律神経失調気味になるため産褥性多汗症(さんじょくたかんしょう)と呼ばれる、汗をかきやすい状態になります。
通常なら産後しばらくすれば特に治療などをしなくても治るのですが、まれなケースで精神性多汗のきっかけになり長い間悩む方もいます。
更年期となるこの頃の女性は、お子さんの受験や就職などの不安などをはじめ、たくさんの悩みがありストレスとなりやすい環境にあります。
ご家族の理解やストレス解消法を模索してみると、解消への糸口となることがあります。
■更年期の多汗は自律神経の乱れが影響■
更年期とは、女性が閉経を迎えるだいたい45歳〜55歳前後の期間をいい、女性ホルモンの分泌も減ってくるのでホルモンバランスが崩れます。
体温調節や血液の循環など自分の意思ではない体の調節機能である自律神経のコントロールが上手く行かないということが、深く関係しているのです。
症状やその程度は人それぞれですが、汗をかきやすくなるということがいえます。
■更年期の汗はベタベタしていて臭い■
多汗症の方は手や足によく汗をかくと一般的に言われていますが、更年期の場合は違い手や足には汗をかかず、顔・首・胸など心臓より上の方に汗をどっとかきやすくなります。
汗腺機能のほかに体温調節機能も落ちているので、手や足は氷のように冷たくなるのに、顔がほてったり首や胸には滝のような汗をかいたり、もしくはそれに近い状態になる方が多くみられます。
スポーツなど体を動かして出てくる生理的な汗はサラッとして臭いも強くありませんが、更年期の汗は精神性の汗なのでベタベタしていて濃度も濃くなります。
この汗の中には、アンモニアなどの臭い物質が多く含まれているため、汗自体が臭うようになります。
ベタベタしている汗は蒸発しにくいので、体温調節をさらに悪化させて、いつまでもダラダラと汗をかくようになります。
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